こんにちは。
旭区二俣川駅と鶴ヶ峰駅が最寄りの学習塾Yです。
今回は前回の内容の続きとなります。前回をご覧でない方におかれましては前回の記事からご覧ください。→スマホは勉強にとって害でしかないのか?
前回の記事の中でもお伝えしましたが、スマートフォンを利用するデメリットはとても多く、学習に用いるにもリスクがある道具です。しかし、現代でこれを持たずに学生生活を送るのは難しく、現実的にスマホを排除するのは不可能なご家庭も多いと思います。
それでは、どうやって子どもはスマホと向き合っていけば良いのでしょうか。ここでは後々学習に悪影響を与えないようなスマホの使い方について考えていきます。
●使う時間帯を決める
これは時間制限をしてスマホロックをするという一般的な話とは少し違い、「使っても良い時間帯を決める」というやり方です。前の記事で解説しましたように学習後の2時間は見ない、ブルーライトの影響を考慮し寝る前2時間は見ない、消化への影響や中毒性を考え食事中・入浴中は見ない…などと制約を作ればおのずとスマホを触っても良い時間は決まってくるものです。こうしてルールを守ることで脳への影響を小さくとどめることができるはずです。逆にこのルールを破れば叱られて当然となるわけですから、触るのが好ましくないシチュエーションの線引きがしやすく、管理がしやすい方法でしょう。
●答えを調べるのに使わない
学校や塾で出された課題をスマートフォンを使って答えを調べて書いているお子様は少なからずいらっしゃいます。ただし、数学では途中式がなく、不自然に全問正解していたり、翻訳アプリで英語を訳せば違和感ですぐバレますが…。
こういう使い方をしていると本人は学習しているつもりでも、実際には脳に残る学習にはなりません。なぜなら大切なのは「答え」ではなく問題を解くに至った「過程」だからです。私は生徒の皆さんの宿題をみるとき、どのような考え方をして問題を解いたのか、どの部分につまづいてしまったのか、どのようなクセがその生徒さんにありミスにつながっているのかを大切に見ています。これを見極めることで、適切なアドバイスや今後の演習方法を見出すことができるからです。それを指導の中で本人が意識できて実戦できたときに「実力がつく」のです。
しかし、自分の頭でロクに考えずにスマホのアプリやAIに頼って答えを書いたらその生徒さんがどういう思考をして問題を解くのかなんて分からなくなりますし、自分の弱点や改善点に気づく機会もなくなってしまいます。
正しい使い方としては「問題の解き方を調べる」ことなのですが、例えばつまづいている問題に似た類題の解き方を調べて、理解して、宿題で実践するというやり方です。ただ、これができる生徒さんはある程度ネット馴れしていて習熟度も高い生徒さんに限るのではないかと思います。
●ながらスマホをしない
食べながらスマホ、話しながらスマホ、最悪なことに映画館で映画を観ながらスマホ、勉強しながらスマホなども耳にする現代の状況です。これは2つの事を同時進行するマルチタスクと呼ばれる行為ですが、科学的に人間の集中力を下げることがわかっています。マルチタスク中には脳からドーパミンが出て興奮状態になるため、本人は効率的な作業ができているという錯覚をします。実際に音楽を聴きながら勉強する行為は退屈な勉強をいくらか紛らわせてくれますが、勉強の進み方はシングルタスクのときより悪くなってしまいます。スマホを見るときはそれだけやる。(色んなアプリを触ればマルチタスクに近いですが…)、勉強するときは勉強だけやる。ご飯を食べるときはそれだけやる。という「マインドフルネス」という行為が改めて推奨される世の中になっています。
●まとめ
i phone をつくったスティーブ・ジョブズが「私は自分の子どもにi phoneは与えない」として14歳までわが子に使用を禁止していました。(それを大々的に発売するのは割と鬼畜な気がしますが…)「テクノロジーは子供に悪影響を及ぼす」ということを開発者が一番よく理解していたわけですね。
現代においてスマホなしでは学生時代の人間関係から取り残されかねないような状況もあり、持たないことが難しくなってきていますので、保護者とお子様と無理のない範囲で相談していただきお互いが納得する形でしっかりルールを守って利用することが、脳や学習への影響を最小限にする上でのポイントとなるのではないかと思います。
