学校の成績と公立高校入試のシステム

ここでは神奈川県における公立高校に際しての入試システムと、中学校での成績の関係について簡単に説明し、学校の成績・テストの点数の重要性を解説します。

神奈川県の場合、学校の成績表の数値のうち、2年生の3学期の9教科における5段階評価の数値の合計と、3年生の2学期の9教科の合計の数値を×2倍したものの合計が高校入試に使われます。これが内申点の基礎的な数値となります。2023年度からは中学校での課外活動や、日ごろからの学習態度なども内申点に加味されて算出されています。

また、入試の筆記試験は5教科各100点満点で合計500点満点となっており、各高校の合格者の9割は先ほどの内申点と足し合わせた合計点が上の方から順に合格が決まっていくシステムとなっています。これを1次選考といいます。

対して、残りの1割は入試の得点のみで合格者が決まる枠となっており、これを2次選考といいます。どんなに中学校の内申点が悪くても本番で圧倒的な得点をたたき出すことができれば理論上は合格が可能ということです。

しかし、2次選考は300人定員の高校で30人だけの枠となりますので、狙うにはある程度の賭けが必要です。

学力レベルが上位になるほど筆記試験重視、下位になるほど内申点重視の傾向があります。近隣の高校を例に出しますと以下の通りです。

上位校になるほど、筆記試験の評価比率が高くなります。つまり、入試当日の筆記試験の一発勝負で明暗が分かれます。上位校になるほど模擬試験などで自分がどれだけ得点できるのかを見て、実力を把握しておく必要があります。

対して、下位校は筆記試験がないので勉強しなくても大丈夫…ということではなく、筆記試験で差がつかない分、普段の学校での定期テストや提出物の得点が重要になります。

定期テスト前になると、理解度・進度次第で受講外の教科の授業の指導も行うことが可能です。テスト対策用の授業も用意されておりますので、授業数が足りないと感じられる方もテスト前の授業を簡単に増やすことができます。

※定期テスト対策授業は別途料金が必要です。

特定の高校には特色検査と称する2次試験が設定されています。

一部の工業高校、クリエイティブスクールなどは内申点、筆記試験に加えて面接点が加わります。3つの合計点で合格者が決まります。

※すべての公立高校で面接が行われていたのは2022年度まで

なお、スポーツ・芸術関係の科などの専門学科の場合、実技試験が課せられ特色検査の名目となっています。

旧学区制の時代の学力トップ校には2次試験が課せられます。

内容は国語・数学・理科・社会・英語のすべてが混ざったような内容となっており、高度な読解力、思考力、応用力が求められます。評価される比率は高校ごとに異なり、県で統一された問題ではなくオリジナルの問題を出題する高校があります。

1~5の成績がどのような基準で付けられているのかですが、各中学校で大まかにこのようなランク分けになっている印象です。

もちろん上記に当てはまらない生徒も何人も見ていますので、あくまで参考程度にご覧ください。学校の教師から見た印象にも左右されやすい部分ですので要注意です。

当塾では提出物に関しても質問OKです。学校のプリントを持参するもよし、学校のワークのワークの問題について質問するもよし。主要5教科を塾長がフルで解説いたします。